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ゆるゆると読書記録

The Tattooist of Auschwitz by Heather Morris

 

The Tattooist of Auschwitz: the heart-breaking and unforgettable international bestseller

The Tattooist of Auschwitz: the heart-breaking and unforgettable international bestseller

 

 

アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所に移送されたユダヤスロバキア人Lale。強制労働者達の腕に囚人番号の入れ墨を入れるtatooistとしての仕事をあてがわれた後、同じく囚人のGitaという女性と恋に落ちる。

 

二人の出会いから行く末までを追った真実に基づくラブストーリーということで、かなりの高評価を得ていたので手にしてみました。

 

確かにホロコーストの中でハッピーエンドに至った二人の運命は信じ難いものがあり、まず背景の重みが普通の恋愛物語とは全く違います。それだけに魂を揺さぶられるような感動を期待していた私にとっては、筆者の力量が事実に追いついていない印象で若干がっかりでした。いくつかのレビューにもあった通り、非常に読みやすいれどもpoor writingという意見には生意気にも同調せざるをえないです…。

 

とはいえ、二人のドラマティックなラブストーリーは悲惨な歴史の中で静かに輝く宝石のような出来事であり、暗闇に一筋の光を見たような気分でした。

 

こっそり手に入れたチョコレートを目を瞑ったGitaの口の中に放り込んでやるシーンには思わずうっとりしてしまったし、人目を盗んだ二人の密会の様子にも毎回ドキドキさせられます。

 

集団虐殺やリンチのシーンも所々出てくるけれど、そこまで重い描写はなく、フォーカスはあくまでLaleとGita。これもLale自身の希望を作者が汲んだ上でのストーリーテリングなのかもしれませんが、思いの外軽いタッチで描かれているので、残虐シーンが苦手という方にもオススメできるかも。

  

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